「ドアリモ」は古いドアの枠をそのままにしてリフォーム用の浴室ドアにDIYで簡単に取り替えることが可能です。

昭和のドアを交換したいな
業者に頼むと高いので自分でできないかな
でもやり方がわからない
少し難易度が高いですが、寸法さえ間違えなかれば素人でもできました

この記事を読むことで以下のことがわかります
1.DIYでの取り付け方
2.同梱
3.施工前採寸

この採寸がめちゃくちゃ大事なので、このためにレーザー距離計買いました💦
現地調査シートに従って寸法を測っていきます。

測定ができたら現場調査シートに記入していきましょう!


ここでドアリモを取り付けれるかチェックしていきます。
チェックリスト
- 既設枠(古い枠)はアルミ枠(木製枠は取り付け不可)
- 既設枠四方の見込み寸法は28mm以上(27mm以下は取り付け不可)
- 既設枠のシーリング切れはない(あると取り付け不可)
- 既設枠と新設枠の干渉部分がない(あると取り付け不可)
- 対角(青色矢印)差は7mm以下(8mm以上は取り付け不可)
- w寸法(赤色矢印)3つの内最小値が531-883mmである(範囲外は取り付け不可)
- h寸法(緑色矢印)3つの内最小値が1541-2147mm(範囲外は取り付け不可)
4.既存ドアの取り外し
1.既設の障子を持ちながら、浴室側へ倒して取りはずしてください。

2.既設枠についているストッパー、錠受け、丁番などをはずしてください。

3.部品を取りはずしたねじ穴にシーリング材を充てんしてください。

4.既設枠についている水密材(グレーチング)をはずしてください。

5.水密材をはずした後、既設たて枠と上下枠の接合部にシーリングをしてください。

6.新設上下枠の固定ねじと既設上下枠の上下レールが同じ位置の場合は、ねじが固定される部分の上下レールを切り欠いてください。(上下レールが同じ位置でない場合は作業不要)

7.既設枠を中性洗剤(1〜2%の水溶液)で清掃してください。
5.アタッチメント枠の仮固定
スペーサーの取り付け
1.既設下枠を基準にし、上下枠アタッチメントにスペーサーを貼り付けます。

2.下枠アタッチメントの両端部から20mmあけた位置に、排水部品を貼り付ける。
3.たて枠アタッチメントに、スペーサーを貼り付ける。

アタッチメントの仮固定
1.下枠アタッチメントを既設枠に仮固定する

2.たて枠アタッチメントを下枠アタッチメントとすき間がないように既設枠に仮固定する。

3.たて枠アタッチメント間の寸法位置を調整する。

4.規定寸法を超える場合は、たて枠アタッチメントを一旦はずし、必要箇所にスペーサーを追加する。

5.上枠アタッチメントを、たて枠アタッチメントとすき間がないように、既設枠に仮固定する。

6.上下枠アタッチメント間の寸法位置を調整する。

7.規定寸法を超える場合は、上下アタッチメントを一旦はずし、必要箇所にスペーサーを追加する。
8.上下左右のアタッチメント間および上下左右のAT材間にすき間がないことを確認する。

9.設置した新設枠の取り付け寸法が、枠の取り付け精度の寸法になるようにスペーサーで調整する。
取り付け穴位置のけがき
1.アタッチメントのねじ穴位置から既設枠に、けがきを入れる

2.上下枠アタッチメント、たて枠アタッチメントを取りはずす。
6.アタッチメント枠の取り付け
1.既設枠へけがいた位置に、ドリルでφ3.2〜3.4の下穴をあける。

2.下穴・既設下枠にシーリング材を充てんする。

3.下枠アタッチメントのねじ穴にシーリング材を充てんし、既設枠に取り付ける。

4.たて枠アタッチメントのねじ穴にシーリング材を充てんし、既設枠に取り付ける。

5.上枠アタッチメントのねじ穴にシーリング材を充てんし、上枠アタッチメントを取り付ける。

6.はみ出したシーリング材をきれいに拭き取る。
7.シーリング
1.枠のねじれ、対角のずれ、フクレ、ツヅミのないことを確認してください
2.既設枠とアタッチメント枠間にバックアップ材を入れてください

3.浴室側と脱衣室側の既設枠とアタッチメント枠間にシーリングをしてください。


8.障子の吊元交換
1.上枠アタッチメントのストッパーを取り外し、反対側の切り欠きに取り付けてください。

2.障子下部の戸車を引き抜き、吊元側と可動側の差し替えをしてください。

9.浴室側引手の取り付け
1.引手の勝手を確認してください。

2.引手ホルダーを引手に対してまっすぐに挿入してください

3.引手と引手ホルダーをねじで取り付けてください。

4.裏板をたて框(かまち)の加工穴に入れてください。
5.引手全体を軽く手前に引きながらねじを締め付けてください。

6.引手ホルダーと裏板にすき間やガタつきがないことを確認してください。

7.キャップのツメを引手ホルダーに挿入し、引っかけた状態でたて框側を押し込んでください。

8.吊元側のたて框に、穴塞ぎキャップを取り付けてください。

脱衣室側引手の取り付け後にキャップを取りはずす場合
1.引手ホルダー内側の溝にマイナスドライバーなどを差し込んでください。

2.キャップの根元側を広げるように、マイナスドライバーなどを回転させてください。

3.同様に下側も取りはずしてください。
アタッチメント枠 四方枠 ガスケット仕様の場合
1.裏板の可動側の中桟引手の溝に入れ、回転させてください。
2.引手を引手ホルダーにはめ込んでください。
3.引手をたて框に接するように可動側の中桟に固定してください。

10.脱衣室側引手の取り付け
1.浴室側の引手と同様に、裏板をたて中框の加工穴に入れてください。
2.引手全体を軽く手前に引きながら、取り付け用ねじを締め付けてください。
ガスケット仕様の場合
脱衣室側引手の取り付けはありません。

11.障子の吊込み
1.上部ラッチの向きを確認し、上部ラッチ(ツメ部分)が浴室側へ向いている場合は、脱衣室側へ向きを直してください。

2.吊元側の下戸車をレール端部の切り欠きにはめ込み、下戸車が確実にレールにかかっている事を確認してください。
3.可動側の下戸車をレールにはめ込んでください。

4.浴室側から上戸車の向きを確認してください。上戸車は回転させることで吊元側と可動側で変更できます。

5.吊元側の上戸車をレール端部のストッパー内にはめ込み、下戸車が確実にレールにかかっていることを確認してください。
6.障子を10°以下に開いた状態にしてください。

7.可動側上戸車を回転させ、レールにはめ込んでください。

8.障子の開閉確認をしてください。
12.調整
1.障子を10°以下に開いた状態にしてください。

2.キャップを開け調節ねじをゆるめてください。
3.ラッチとレールのかかり代を調整してください。

ガスケットの場合

4.開閉に支障が出ないように、ラッチケースがレールに干渉されないことを確認してください。

5.ゆるめた調節ねじを締め付け、キャップを閉じてください。